vol.2 人生のお値段は2億円

現実はかなり厳しい

当たり前すぎるほど当たり前のことですが、これが結構大変なこと。

たとえば人生の三大資金という言葉があります。普段の生活費の他にきちんと準備しておかないといけませんよ!というお金のことで「子どもを育てる教育資金」「生涯安心して暮らしていくための住宅資金」「定年後の生活を支える老後資金」を指します。

子どもをずっと公立で大学まで進ませたとしても教育費は800万円以上必要だと言われています。一方ずっと私立となればいきなり教育費は2000万円に跳ね上がります。子ども二人を私立に進学させると4000万円ですね。

もちろん住居も必要です。ずっと賃貸で過ごそうがあこがれのマイホームを買おうがいずれにしろお金が必要。賃貸だとしても月々の家賃一生分ですからかなりの額です。

住宅ローンを借りるにしても、3000万円を35年ローン、金利3%で借りたら返済総額は5000万円近くにまで膨れ上がります。その他にリフォームのお金や固定資産税などの負担もあります。

老後だって安心はできません。現役時代の手取り収入に対して公的年金がどの位支給されるのかを示す所得代替率という数値がありますが、現在年金をもらって暮らしていらっしゃる高齢者の方の所得代替率は60%なのに対しこのまま少子高齢化等のもろもろの問題が解決しなければ20年後は50%まで引き下げられると発表されています。

さらに共働き夫婦や独身者は代替率40%前後という事実も。つまり公的年金を比較しても私たちは親世代より10%以上も貧乏になるということです。

現実はかなり厳しい

現状一般サラリーマン家庭で老後資金の目安は3000万円程度とされていますが、私たちはもっと準備しなければならなくなるでしょう。もちろん三大資金以外にも毎日の生活費が必要ですからこれらを合わせると人生にかかるお金は軽く2億円は越してしまうのです。

対して、日本人の平均給与は500万円程度と言われています。20歳から40年働けば2億円になりますね。

でも給与から税金と社会保険料が差し引かれますから自由になるお金は意外と少ないのです。それに税金や社会保険料って今後ますます負担が重くなることが予想されますから現実はかなり厳しい。

夫婦共働きといえども、子どもが小さい時はなかなか思うように働けませんし、子育てが一段落したら今度は親の介護という場合もあります。

やっぱりお金を貯めるってそう簡単ではないのです。